サツグルメ!

札幌近郊の食べ歩き日記(炒飯、カレー、スイーツ)です。

【2019年版】冷凍炒飯ランキング! 市販品をひととおり食べて比べてみた!

全国の炒飯好きのみなさま、こんにちは。
炒飯大好き人間、広野ヨウです。

僕は食べ歩きを趣味にしているものですが、普段から炒飯やカレーを食べ歩いております。いや、むしろ、ほぼ炒飯とカレーしか食べ歩いておりません。

でも、古今、冷凍食品の進化は並々ならぬものがありまして、それは炒飯においても同様です。わざわざ手間と時間を割いて、お店まで食べに行かなくとも、冷凍で満足できる品質のものを出てきているのです。

そんなわけで、現在市販されている冷凍炒飯を実際に食べまくり、それらをランキング形式で紹介したいと思います。

どうぞご覧あれ。

 

 

17位 マルハニチロ あおり炒めの焼豚炒飯

実売価格: 338円
カロリー: 950kcal(450g)
採点: 40点

一口目の感想は、うーん薄味。
冷凍炒飯の中でもかなり控えめな味付け。二、三口食べると、あまり味を感じなくなる。
舌が麻痺するわけでもないのに味を感じなくなるのは、単純にちょっと物足りない。 焼豚は結構な量が入っているので、それと一緒に食べた部分は、肉の旨味を感じるが...。
他と比べてカロリーが低いわけでもないので、購入の選択肢からはハズレてしまうと感じる。

 

16位 ローソン 鶏からチャーハン

  • 実売価格:488円  
  • カロリー:605kcal
  • 採点:40点

薄い。 まちかど厨房でも、やはりこのくらい味にしかならないのか。
味が飯に染み付いておらず、数口食べると味を感じなくなってしまう。
確かに炒飯だし、コンビニ弁当にそこまで求めてはいけないのだろうが、やはりちょっと....というか、かなり物足りない。 コンビニ弁当は日々美味しくなって進化しているはずだが、どうにも炒飯だけはクオリティは上がらないのは何故なのか。 冷凍炒飯と比べても、味が落ちることに加えて、値段も高い。唐揚げが付いているのが救いか。唐揚げは美味い。

 

15位 日清 旨辛坦々炒飯

実売価格: 278円
カロリー: 836kcal(400g)
採点: 45点

一口目の感想は、合わないかも?
確かに坦々の味がする。香りも味も担々麺のそれなのだが、飯にして合うかというと、ちょっと違うかもしれない。
そして辛い。結構辛い。食べられない辛さではないが、数口食べただけで舌が少し痺れるほど。辛いのが苦手な人はやめたほうがいい。
パッケージどおり、坦々麺の味をした炒飯という意味で、嘘偽りはないし、その味を食べたくて買った人ならば、大きな外しはないと思う。なるほどこういう味なのね、と思うはず。だが、商品としていつも食べたい味とはちょっと違うので、たまに変わった味を食べてみたい時に食べるのが適切ではなかろうか。

 

13位 ニッスイ いきなりステーキビーフガーリックピラフ

実売価格: 429円
カロリー: 1056kcal(600g)
採点: 50点

食べる前は、炒飯と大差はないかもしれないと想像していたが、食べてみると別物だった。同じ土俵で比べるものではない。だがしかし、このランキングのために買って食べてしまった都合上、あえて採点することにする。それを踏まえての感想と考えて頂きたい。

一口目の感想は、タレ感すごい!
焼き肉のタレがベースになっているかのような濃い味付け。ピラフらしからぬ濃厚さだ。
炒飯ではなくピラフなので、油の旨味などはない。ピリ辛のタレをご飯にまぶして混ぜているような味わいがある。 なるほど、確かに焼き肉店らしいメニューだ。
ゴロゴロしたサイコロステーキもそれなりの量が入っているので、600gという大ボリュームであることも含めて、食べ終わった時の満腹度は高い。
だが。
これは私が食べたいものではなかった。普通に美味しいのだが、炒飯とはかけ離れた食べ物だ。私は常に冷凍炒飯をストックしておきたい人間であるので、炒飯をさしおいてコチラが冷凍庫に居座ることはないだろう。

 

13位 味の素 ゴロッとあぶり焼豚 大海老炒飯

  • 実売価格:430円
  • カロリー:743kcal (400g)
  • 採点:50点

普通に食べられるのだが、430円の価格設定を考えると、正直かなり物足りない。 たまり醤油とオイスターソースと書いてあるわりには、コクがない。味が単調になってしまっている。 エビは大きいのだが、そのせいで価格も高くなってしまっており、その価格分の価値を見出しにくいのは残念。 買って損したとまでは思わないが、次また買うかと聞かれれば、その気にはなれない。

 

 

11位 ファミリーマート パラっと炒めチャーハン

  • 実売価格: 288円
  • カロリー: 568kcal(280g)
  • 採点: 55点

一般的な冷凍炒飯とは、ちょっと違う味。 使っている科学調味料が違うのだろうか。表現は適切ではないかもしれないが、時折、なぜか鉄っぽさがある。 もちろん味は普通に美味しいのだが、なぜそう感じるのだろうか。 全般的に薄味で、半分以降は徐々に味がしなくなるのが、ちょっと残念。 量も280gと中途半端なので、一食分としては足りないし、2パックだとちょっと多いのが悩ましいところか。

 

11位 セブンイレブン すみれチャーハン

  • 実売価格: 267円
  • カロリー: 651kcal
  • 採点: 55点

チンしてレンジから取り出すと、ラップをしていても強い香りを感じる。冷凍炒飯で、ここまで強い香りは、あまりないので、ちょっとびっくりする。
なので、ものすごく濃い味なのかと想像してしまうが、食べてみると、意外と濃くはない。醤油を垂らしたような味付けなのは、たしかにすみれかも。
あと、冷凍炒飯にしては、コショウのピリッとした刺激が感じられる。
ところどころにあるチャーシューは、とても肉肉しく、スプーンにひと欠片入っていれば、かなり重厚感が増す。
美味しさは、可もなく、不可もなく。
もともと「すみれ」は、ラーメンが美味しい店であって、炒飯が美味しい店ではない。店の名前は全国区なので、インパクトはあるのかもしれないが。

 

11位 セブンイレブン 炒め油香るチャーハン

実売価格: 213円
カロリー: 330kcal(170g)
採点: 55点

商品名どおり、チンすると油の香りが広がる。
味のほうは可もなく不可もなく。ある意味、チャーハンの特徴なのかもしれない。
普通に美味しいということは、想像どおりということでもあり、いつでも安定して食べられるということでもあるので、コンビニで販売される味としては正解かもしれない。
パックだけではなく、カップになっているタイプもあり、皿を用意しなくても食べられるのはとても便利なスタイル。
お値段はお手頃、量は控えめ、無難に美味しい、いつでも買えるという、オールラウンドプレイヤーのようなチャーハンだと思う。

 

10位 マルハニチロ 炒飯の極み えび五目XO醤

実売価格:400円前後 カロリー: 1,194kcal (600g)
採点:60点

一口目は、大人しめの味わい。 飯に味ははっきりと付いてるが、濃いわけではない。XO醤が入っているようで、旨味は感じられる。 冷凍炒飯に求めるものではないものかもしれないが、欲を言えば、もう少し深みが欲しいか。 肉らしき物はほとんどない代わりに、タケノコがたくさん入っており、コリコリ食感を味わえるのはいい。 1袋食べると600gあるので、一気に食べると後半はちょっと飽きてくる。

 

 

10位 あけぼの あおり炒めの焼豚炒飯

  • 実売価格:300円
  • カロリー:950kcal (450g)
  • 採点: 60点

一口目は、甘みのあるコクで、今どきの冷凍炒飯らしい美味しさ。 焼豚はそこそこ大きく、肉肉しい味で美味しい。コンビニの炒飯を買うなら、断然こちらのほうがいい。 ただ、味はちょっと単調なため、途中でちょっと飽きやすい。
量は450gあって、ボリュームがちょうどいいのは買いやすい。

 

 

8位 大阪王将 ねぎ塩炒飯

実売価格: 338円
カロリー: 744kcal(400g)
採点: 65点

一口目は、圧倒的な塩味。
ねぎ塩に嘘偽りない味。想像する味がそのまま具現化されたのは、プラス要素だと思う。
ただ、ねぎ塩系の食べ物全般い言えることだが、コショウの刺激が強すぎて、素材を楽しむ食べ物ではない。 たっぷりのコショウと、たっぷりのネギの辛味でガツンとくる美味しさを楽しむのが、ねぎ塩なのだから。
そういう意味では、好きな人は好きな味であり、そうでない人は選ばない味でもある。個人的には、純粋に炒飯を食べたい時に選ぶのではなく、酒のツマミや、大勢でつついてちょっとずつ食べる用途のほうが向いていると感じる。

 

8位 ファミリーマート 直火釜炒めの中華炒飯

実売価格: 133円
カロリー: 330kcal(170g)
採点: 65点

ほー、独特。
一口目は一瞬炒飯じゃないのかと思うくらいの味加減。炒飯というより、炊き込みご飯に近い。
でも二口、三口と食べていくと、あぁやっぱり炒飯ね、となるのが不思議。五目要素が強いからかもしれない。 あまり濃い味にはせず、控えめにしているのも和風っぽい。商品名にあるとおり、直火釜というのは、そういうことなのかもしれない。
個人的には好きな味なのだが、一般受けとなるとちょっと違うかも。少なくとも、正統派の炒飯の味ではないので、炒飯を食べたくて買うとギャップを感じる可能性はある。 内容量も170gと少なめなので、ご飯茶碗によそって、おかずは別に用意するのがオススメ。

 

7位 味の素 五目炒飯

実売価格: 338円
カロリー: 746kcal(450g)
採点: 70点

一口目は、ちょっと味が薄いと感じる。
が、鶏肉を一緒に食べた瞬間、印象が変わる。パッケージに「鶏だしの旨さ」とあるとおり、旨味がある。美味しい。
ガッツリくる系の味ではなく、どちらかというと和風な五目混ぜご飯寄りのテイスト。卵とネギの存在が炒飯足らしめている。
昔からある商品なので安心して食べられる。

 

 

6位 大阪王将 直火で炒めた炒飯

実売価格: 534円
カロリー: 1,050kcal (600g)
採点: 75点

あ、美味しい。
一口目の感想は、予想以上に良い。コクがいい。飯についている味が美味しい。
肉の旨味なのか、奥にしっかりとした味がついているので、薄っぺらくない。
コショウは少し強めなので、後半は多少、舌の感覚が麻痺するものの、ギリギリ許容範囲に感じた。600g食べきった後でも、飯の味は感じるくらいには感覚が残っている。
冷凍炒飯でこれだけ美味しければ、十分ではなかろうか。
厳密には、店で食べる味と、冷凍の味では、同じ土俵で比べるものではないので、別の議論にはなるが、個人的には満足度の高い味であった。

 

 

5位 ニチレイ 本格炒め炒飯

  • 実売価格: 289円
  • カロリー: 990g(450g)
  • 採点: 75点

冷凍炒飯は美味くできるものだと、世に知らしめたのは、この炒飯があったからこそだと思う。 パッケージにもあるが、17年連続売上No.1だそうだ。とんでもない数字だ。 一時期は味の面で他社に負けていたこともあるが、改良を重ねることにより、また美味しさを取り戻したと感じる。 冷凍とは思えない本格的な味は、何度もリピートしたくなるほど。コンビニ弁当の炒飯を買うくらいなら、ひと手間はかかるが、絶対にこちらのほうが味も値段もボリュームも、すべてにおいて勝っている。コスパNo.1ではなかろうか。

 

 

2位 トップバリュ 2種類のにんにく油とねぎ油 香味チャーハン

実売価格: 328円
カロリー: 1,134kacl(600g)
採点: 80点

どう見ても、大人気商品である「味の素 ザ・チャーハン」を意識した作り。味のほうは、いかがなものか。
にんにく油使用とのことで、食べる前から良い香り。
2種類の油を売りにしているだけあり、味は全体的に薄め。そのほうが油の旨味を感じられるためだ。コショウ強めでピリッとしているのも特徴か。
ネギ油は好きだし、チャーハンにも良く合うと思っているので、味と風味は好み。わざとらしく濃く味付けしている炒飯よりも断然美味しいと思う。ただ、王道の炒飯の味とは違うので、合わない人には合わない。
ザ・チャーハンと比べると、少しだけ味が単調で、600gを一気に食べると後半はちょっと飽きてくる。一気に食べる人間がどのくらいいるかは分からないが。
とはいえ、この手の香味チャーハンは、冷凍炒飯の中では一番安定して美味しいのではないだろうか。

 

2位 トップバリュ 本格五目炒飯

実売価格: 248円
カロリー: 867kcal(450g)
採点: 80点

一口目の感想は、コリッと美味しい。
たまたま一口目に口に入ってきたタケノコが良い味を出していた。そして、飯自体にもしっかり味がついているので、コリッとした食感の次にしっかり美味しいという感想が出てきたのだと思う。炒飯の美味しさはこの「飯自体の味」が分かれ目になることも多いのだ。
具材も適度に満遍なく入っており、どこを食べても美味しい。この美味しさで248円というのだから、コスパの良さは素晴らしいの一言だ。イオン系の店へ行った際には、冷凍炒飯はコレにしておけばまず間違いない。

 

2位 味の素 焦がしにんにくのマー油と葱油が香る ザ・チャーハン

実売価格: 394円
カロリー: 1088kal(600g)
採点: 80点

一口目の感想は、あれ? 薄くなった?
冷凍炒飯の代名詞だったニチレイの炒飯を過去のものにした、この炒飯。しばらく食べていなかったのだが、久しぶりに食べると意外と味が薄く感じた。
原因は、温め不足。油に特徴がある炒飯は、油の旨味を堪能するために、原則、飯自体の味付けは控えめにしてある。そして、冷たいとその味も感じにくいため、尚更薄く感じたのだった。忘れていた。
温め直して食べていくと、さすがの美味しさ。油の旨味が絶妙で素晴らしい、 商品名ほど、にんにくの風味は感じないのだが、葱油との絶妙な加減が美味しい。 食べ進めても味がなくならず、最後まで味を楽しむことができたのは、味がしっかりしている証拠だ。
この炒飯は(というか、冷凍炒飯全般に言えるが)、レンジでチンせずに、中華鍋でサッと炒めるとより香りが立ち、美味しいのだが、今回は公正な判断をするために、あえてレンジで温めて頂いた。より美味しく食べるなら、炒めるのがオススメ。

 

 

1位 ニチレイ パラっと五目炒飯

  • 実売価格:289円
  • カロリー:980kcal (500g)
  • 採点: 85点

食べる前の香りは、いつものニチレイ炒飯の香り。 だが、食べてみるといつものちょっと違って、一口目は肉っぽい。うん、昔からのニチレイと確実に違う。 パッケージにXO醤とオイスターソースのコクとあるが、なるほど確かに感じる。美味しい。 昔はあからさまに冷凍炒飯という味と具材だったが、かなり改善されていて、ワンランク上の炒飯になっている。 具材のたくさんで、特にタケノコがいい仕事している。コリコリがいい。
さすがニチレイ。素晴らしい味です。
 

 

最後に

冷凍炒飯といえば、数年前はニチレイの本格炒め炒飯一択だったのですが、近年は他社も力を入れてきており、昨年あたりは味の素のザ・チャーハンがトップを奪っていた印象でした。

そして、今年、改めて食べ比べをしてみると、再度ニチレイが味に磨きをかけた商品をリリースしているという状況。いやはや、各社のせめぎ合いが素晴らしい。消費者としては、どんどん美味しい商品になっているので嬉しい限りです。

最近では、セブンイレブンがカップタイプの冷凍炒飯を出しており、味だけではなく、更に手軽に食べやすくなってきていますので、そのあたりの工夫も楽しみのひとつです。ただ、現状では、カップタイプだとどうしても熱の通りにムラが出てしまい、部分的に固くなったりして、まだ発展途上な感は否めませんが、工夫の方向性としては大賛成なので、今後もバージョンアップしてほしいと願っております。

さてさて、今年はこれからどんな炒飯が出てくるのか。

引き続き、スーパーやコンビニを見てまわりつつ、新しい商品は食べまくりたいと思います。

チャーハン万歳!